UMEで説明文を入れた木の剣を作ろう。〜環境構築もバッチリ〜

0.Universal Minecraft Editor を使おう!

こんにちは。Aqnecoです。
不定期ですが、気が向いたときにUMEについての解説記事を単体で上げていきます。「NBTちゃん」と、UMEの世界に触れてみましょう!(※ NBTちゃんの名前を募集しています。)

1.UMEとは?

Universal Minecraft Editor、通称UMEは、MinecraftのNBTエディタです。Java,BE,CEに対応しており、それらのエディションのワールドデータを開き、NBTデータを編集することができます。各エディションごとに方法やできることが変わりますが、今回はBEのみ解説していきます。
また、Windowsソフトですので、MacOSやスマートフォンの方々はご利用になれません。
MCC toolchestPEやBlocktopographも、同様の機能を持つNBTエディタです。前者はWindowsソフト、後者はAndroidアプリケーションです。MCTよりもUMEの方が、UIが優れており、操作性に富んでいますので今回はUMEを採用し、解説します。基本的に、UMEでできることはMCTでもBTPでも編集可能ですので、ご安心ください。

2.インストール

△DOWNLOAD FOR FREE をクリックしてください。

UMEはWindowsソフトウェアですので、.exeファイルをダウンロードし、実行してインストールします。
MacOS、iPhone、Androidではインストールすることができません
UME ホームページ からUMEインストーラーをダウンロードしてください。

ダウンロードした .exe ファイルをダブルクリックすると、インストーラが起動してインストールしてくれます。もしこの時点でわからないことがあれば、「Windows ソフト インストール」などで検索して解決してください。

3.UMEが読み込むフォルダ

UMEは、MinecraftBEのワールドが保存されている中の、NBTデータが圧縮された level.dat とデータベースを読み込みます。
しかしUMEは親切ですので、いちいち場所を自分で参照して開く必要はありません。ホーム画面の、「Windows10」(携帯のデータをパソコンに移して開く方は、「Pocket Edition」)をクリックすると、ワールド一覧が出てきます。
NBTデータを編集したいワールドを選択し、開きましょう。

4.Playerセクション

ワールドデータを開くと、左側に Chunk Locator、Players、Maps、World Settings、Behabior Packs、View Filesのセクションがあると思います。今回は、プレイヤーのNBTデータを編集したいので、「Playersセクション」を選択してください。

  • Chunk Locator : 地形データを参照
  • Maps : 現在不明(情報提供お待ちしております。)
  • World Settings : ワールド情報を参照
  • Behavior Packs : ワールドに入っているビヘイビアパックを参照
  • View Files : 読み込みデータ周辺のファイルを閲覧

5.Inventory List Tag

右側に、何やら物ものしい英語がズラーっと並んでいると思いますが、今回はその大半を無視します。いいやつだった。
Inventory」と書かれたリストタグを探してください。(見つからない場合、左上のタブが「level.dat」でないか確認してください。level.datの場合は、クリックして、「db/~local_player」に変更してください。db/~local_playerの場合は絶対あります。死ぬ気で探せ。)

Inventoryリストタグは最初収納されているので、ダブルクリックで開いてください。
大量のダンボール、「compound(コンパウンド)タグ」というのですが、これが出てきたらOKです。

リストタグは、コンパウンドや、データなどを格納することができます。あとでちょくちょく出てくるので覚えておいてください。

6.Inventory compound

先ほどのコンパウンドを開いてみましょう。
最低でも、countslotDamageNameという4つのデータが出てくると思います。それぞれの解説は後述するとして、この章ではデータの種類について説明します。

count、slotは同じ色、Damage、Nameはそれぞれ違う色で表されていると思いますが、データには大きく分けると9個に分類することができます。

  1. Byteタグ:-128~127の間の整数値を表せるタグです。
  2. Shortタグ:-32,768~32,767の間の整数値を表せるタグです。
  3. Intタグ:-2,147,483,648~2,147,483,647の間の整数値を表せるタグです。
  4. Longタグ:-9,223,372,036,854,775,808~9,223,372,036,854,775,807の間の整数値を表せるタグです。
  5. Floatタグ:±10^-38~10^38の間の小数値を表せるタグです。
  6. Doubleタグ:±10^-308~10^308の間の小数値を表せるタグです。
  7. Stringタグ:文字列を表せるタグです。
  8. Compoundタグ:「配列」を表せるタグで、複数のデータを格納できます。
  9. Listタグ:配列をいくつも組み合わせて格納するためのタグです。

UMEの表記では、小さくアルファベットでそれぞれの頭文字が表示されているか、コンパウンドタグなら先ほどのようにダンボールのようなアイコン、リストならリストっぽい(語彙力がないですが)アイコンで表記されていると思います。
countとslotはByteタグで、DamageはShortタグで、NameはStringタグで表しているということがわかると思います。これはNBTを扱う上で重要なので、頭に入れておきましょう。

7.アイテムを書き換えよう

おそらく、Count: 0・Slot: 任意・Damage: 0・Name: (無記) の状態だと思うので(もし何か記述されていても構いませんが、4データ以外のデータがある場合右クリック→Deleteで削除するか、別のコンパウンドタグを選んでください)、これを編集してアイテムを書き換えます。
現在の状態は、「アイテムを持っていない」状態です。今回は、木の剣を持っている状態に書き換えてみます。

countは、アイテムの個数データです。木の剣は基本的に2つ以上は持てないので、countを「1」に変更します。
slotは、インベントリのスロット番号なので、編集する必要はありません
Damageは、アイテムのデータ値を表します。木の剣のデータ値はダメージ値と呼ばれ、耐久値の減りを表します。新品の木の剣が欲しいので、「0」のままでOKです。
Nameは、アイテムIDなので、木の剣のID、「minecraft:wooden_sword」と編集してください。

この状態で右上のボタンをクリックし、「Save All」をクリックして、ワールドにデータを保存します。その後、Minecraftを開いてインベントリを見ると…木の剣が登場しているかと思います。
もし木の剣がなかった場合、入力を間違えていないか、データの場所は正しいかを確認してください。

8.tag compound

タグコンパウンドは、アイテムを拡張する上で必須のコンパウンドタグです。普通のアイテムでタグコンパウンドタグを見ることは少ないので、基本的には自分で上にあるダンボールをクリックしてコンパウンドタグを作成して、タグコンパウンドタグを作ります。

…と言っても、金床でアイテムに名前をつけてからUMEで確認すると、自然なタグコンパウンドタグを見ることができます。時間がある方はやってみましょう。

タグコンパウンドタグの中には、表示データのdisplayコンパウンドタグと、耐久度があるアイテム限定の、金床で修理するときの消費経験値が格納されるRepairCostタグ(Intタグ)があります。
displayコンパウンドタグの中のNameデータで、アイテムの名前を編集できます。これは金床でも同様の編集ができるので、わざわざUMEで編集する必要はありませんね。


Loreタグは、今回の目標である「アイテムに説明をつける」ためのタグです。

displayコンパウンドタグの中に、Loreリストタグを作成します。リストタグの中にStringタグを格納し、Stringタグに説明を記述することで実装できます。また、Loreタグの中に複数のStringタグを格納することで、行替えすることができます。(エスケープである、\n も行がえの効果を持ちますが、UMEで使うと全角空白が挿入されてしまうので、タグをいくつかに分けるようにしましょう。)

先ほどと同じようにSave Allしてから、インベントリを確認してみましょう。説明文はつきましたか?

9.見やすくしよう。

Loreタグを付与すると、上の画像のような見た目になります。この画像の時、displayコンパウンドタグの中のNameタグと、Loreタグの中のStringタグの値はどうなっているでしょうか?

…そうですね、Nameタグは「Tosyun」、Loreタグは「燃やしたら灰になりそうだ。」ですね。ちなみに、Tosyunというのは、初級コマンド講座を執筆している木の剣の方の名前です。コマンドに興味がある方はこちらの記事をチェック。すでに11回まで進んでいます。

第1回初級コマンド講座はこちら!

程よく番宣を挟んだところで、この表示、少し見にくくないですか?黒地に紫。私は見にくいです。視力悪いですし。

そこで、黒地によく合う白地に変更して見ましょう。なに、特別なタグは必要ありません。
Loreタグ内のStringタグにそれぞれ、「§f」を最初につけて見ましょう。「§」とは、MinecraftBEで色を使いたいときに使う接頭辞です。それについて解説した記事はこちら。もちろんここに載っている色コードはすべて使えます。

「§」についての解説記事はこちら!

例のごとくSave Allして、インベントリを確認しましょう。見やすい説明文になりましたか?

10.終わりに

UMEを利用すれば、JEのコマンドで編集するようにNBTを編集できます。配布ワールドなどのクオリティをグッと上げることができますので、もしよければNBTエディタにも挑戦して見ませんか?

私の気まぐれによって次回も執筆しようと思います。さらに深いNBTエディタの使い方が知りたい方や、具体的にこんな編集がしたい、と思う方は是非コメント欄に書き込んでくださいね!
それではまたお会いしましょう。またね!


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用語解説

NBT:Named Binary Tag という、Minecraft独自のデータ形式です。
CE:Console Editionのことで、WiiU版などのコンソール版を指します。
エディタ:オブジェクトを編集するソフトウェアのことを指します。
MCT,BTP:MCC toolchestPE、Blocktopographの略のことです。長いため省略して表記します。
.exeファイル:Windowsのアプリケーション実行ファイルです。