こんにちは、よっしーです。
前回までの記事で音の基本的な出し方は理解してもらえたと思います。
前回はこちら↓
それでは今回からは実際に音楽を作っていきましょう!
playsoundコマンドをもっと知ろう
っとその前に、playsoundコマンドの構文をもう一度振り返ってみましょう。
/execute @a ~ ~ ~ playsound 音の種類 @s ~ ~ ~ 音量 音程
これが基本的なplaysoundコマンドの使い方です。
音楽は「音の種類」「音量」「音程」の3つを調節して作ります。
これら一つ一つについて解説していきます。
ちょっと面倒だけどもう少しだけ解説に付き合ってね!
音の種類
音の種類は、MinecraftBE(統合版)では7種類存在します。
具体的には以下の動画をご覧ください。
順に、
note.harp : ハープ
note.pling : 電子オルガン
note.bass ウッドベース
note.bassattack : エレキベース
note.hat : スティック
note.snare : スネア
note.bd バスドラム
mob.villager.death : 声(おまけ)
以上の7種類(+1種類)です。
この講座では村人の声以外を使って解説していきます。
理由は「他の音と仕様や考え方などが全く違うから」です。
村人の声だけで別の講座を作れてしまいますのでここでは割愛します。(ごめんなさい)
基本的には、
メロディ→harp、pling
ベース→bass、bassattack
ドラム→hat、snare、bd
で作ることになります。
音量
音量についてですが、これは基本的に「1」でいいと思います。
なお、注意として、1以上の音量は出すことができません。
ドラムなどの音量が大きいと感じた際に、小さくする方向に調節します。
音程
音程についてです。
しかし実はこれは音程ではなく、「速さ」になります。
動画などを早送りにすると音が高くなり、遅回しにすると音が低くなるイメージってありませんか?
音程はその原理で再現します。
つまり、音程1ではなく速さ1だと考えてください。
ですので当然、低い音は長く、高い音は短く聞こえます。
以上で前置き知識はすべてです。
お待たせしました、次からやっと音楽づくりに入ります!
メロディを作っていこう
この講座では手本としてサカナクションの「新宝島」を作りながら解説していきます。
この曲です↓ボーカルの人がめっちゃ中学時代の担任に似てるんですよ。(どうでもいい)
ですが、いきなりイントロから作っていくのは難しいしつまらないので、Aメロから作っていきます。
楽譜を読み解こう
まずは楽譜を読み解くところから始めましょう。
下に楽譜を掲載しましたので、ダウンロードしてお使いください。
[su_accordion][su_spoiler title=”新宝島.タップで開く” open=”no” style=”default” icon=”plus” anchor=”” class=””]
[/su_spoiler] [/su_accordion]
この楽譜を再生した動画も作成しましたので参考にしてください。↓
ではまずはこの中からメロディを探していきましょう。
大丈夫です、そんなに難しいことではありません。
まずは楽譜の中のAメロというところを見てください。
1ページ目の下のここですね。
先ほどの動画と照らし合わせると、Aメロと書いてあるところの真下のレが3つ並んでいるところからメロディが始まることがわかります。
そしてこの楽譜には中の音(メロディではない音)も書かれています。
もう一度動画と照らし合わせてみると、1オクターブ(低いレと高いレなど、1つ高さの違う同じ音のこと)で書いてある音はメロディで、単音は中の音ということがわかります。
どうでしょうか?楽譜に触れたことがない方には少し難しいかもしれませんね。
ですが楽譜を読めて損はないので、この機に楽譜を読めるようになりませんか(悪魔の囁き)(冗談です)
それでは楽譜を読んで少し疲れたので、マイクラに行きましょう。
マイクラに落とし込もう
まずは下のようにブロックとリピーターを並べてください。
(リピーターの遅延に注意してください。縦方向は遅延1、横方向は遅延4です)
このブロックの上にコマンドブロックを置いて曲を作っていきます。
このコマンドブロックの並べ方について少し説明しますね。
この並びは、楽譜をわかりやすくマイクラに落とし込んだものです。
わかりやすく図式化すると、下のような感じです。
縦の列が、4分音符の長さに対応しています。
水色が4分音符、黄色が16分音符の位置になります。
レッドストーン信号が伝わる順番は下の図の通りです。
ブロックの数字と音符の数字は対応しています。
少し難しいでしょうか。
これではわからない方が多いかと思いますので(説明下手ですみません)、実際に作りながら感覚をつかんでいきましょう。
先ほどの楽譜を見ると、Aメロの初めの3つの音が小節の左にはみ出しています。(アウフタクトといいます)
これはややこしいので後で作るとして、21小節目から作っていきます。
まずは21番のブロックの位置に1オクターブの「ファ」があります。
しかしよく見ると、このファは裏拍になっています。
裏拍はその拍と次の拍の間の音、つまり「21番と25番の水色の間」ということになるので、「23番」のブロックに置きましょう。
ここにはファの音ですね。
ファの音のコマンドは、以下の画像を参考に書きます。
ファの音は「0.94」なので、コマンドは以下のようになります。(今回はハープで作ります)
/execute @a ~ ~ ~ playsound note.harp @s ~ ~ ~ 1 0.94
このコマンドを書いたコマンドブロックを23番に置きます。
楽譜は1オクターブですが、マイクラでは一つの音で作っていきます。(ピアノ用の楽譜はピアノで魅せるようにアレンジされていることが多いです。マイクラでは原曲に寄せて作りますので、メロディは単音で作りましょう)
次は25番の場所に高いファなので、以下のコマンドを書きます。
/execute @a ~ ~ ~ playsound note.harp @s ~ ~ ~ 1 1.89
この調子でコマンドブロックを書いていきます。
楽譜とコマンドブロックの位置をよく確認しながら作っていきましょう。
この時、ミは♭(フラット)にすることを忘れないようにしてください。
それでは調子に乗って21小節目から24小節目まで作ってみましょう。
作り終わると以下の動画のようになるかと思います。
この部分です↓
ここまでうまくできたでしょうか?
ここで左上にコマンドが実行されたログが表示されていますが、これはマイクラを重くする原因となりますので、非表示にします。
以下のコマンドをチャット欄で入力してください。
/gamerule commandblockoutput false
(gameruleコマンドについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。)
それではもう結構作業して疲れましたので、そろそろ終わりにしましょうか。
最後にメロディの最初の「つぎと」のところだけ作ってしまいましょう。
先ほど書いた通り、このフレーズは小節より左に飛び出していますので、1番の左にブロックを置きましょう。
すると下のようになります。
いい感じになりました!
こんな感じでメロディを作っていきます。
おわりに
今回はやっと音楽作りに入りました。
私の語彙不足で内容がよくわからなかった方もいらっしゃるかと思います…すみません。
何回も読んで、頑張って理解していただけたら嬉しいです。
また楽譜や音楽についての知識があれば少しはわかりやすいかと思いますので、頭のHDDに余裕のある方は楽譜を読めるようになるのもいいかもしれません(悪魔の囁き2回目)
今回はハープの音でメロディを作りましたが、皆さんの好みで音を変えてかまいません。
むしろ音を自分で選んで作った方が絶対に楽しいですし、飽きることもなくなります。
音楽は楽しむものですので、たくさん楽しんで作っていきましょう!
それでは今回はこの辺で。お疲れさまでした!
次回↓